Meltio社が、ロボット向けのソフトウェア「Meltio Space」を新たに開発いたしました。
通常、3Dプリンターは3軸で開発されているものが多いです。
Meltio社のMeltio Engine Robotは、ロボットとポジショナーを使用しており、6軸と付加2軸を合わせた8軸での造形が可能となっています。
8軸の場合、サポート構造を減らすか、サポートレスでの造形ができるため、より造形の自由度が増します。
一方でソフトウェアに関しては、8軸を操作するのは難しいという課題がありました。
3軸はスライサーソフトですぐにG-Codeを生成できるのですが、8軸はCAD/CAMソフトウェアでの複雑なプロセスが発生します。
そこで、今回Meltio社は、スライサーソフトのように使用できる8軸の造形を容易にした純正ソフトウェアの「Meltio Space」を開発いたしました。
「Meltio Space」は、今までよりも容易なロボット操作を提供し、新たな視点や可能性を提供します。
・直感的な仕様になっているため、ロボット工学やプログラミングに関する専門知識が不要
・Meltioを搭載したロボットアーム仕様のインターフェース
・Meltioの性能を最大限活用するために、事前に定義された積層戦略
・アップデートによって進化し続ける積層戦略の継続的な改善
・安い初期投資とランニングコスト
・一般的なロボットメーカーとの互換性
以下の4社のロボットメーカー用のロボットライブラリーとポストプロセッサーが搭載されております。
ーファナック、安川電機、ABB、KUKA
・Meltioからの継続的なアップデート
・さまざまな形状に対応するために、可変積層を含めた多種多様な積層戦略を搭載
・迅速にツールパス計算ができることで、複雑なツールパスでも迅速に生成が可能
・外部軸の即時補完機能により、タイムラグのないポジショナーの動作管理
・PCごとにライセンスを振り分けることでオフライン対応
・デュアルワイヤーなどのMeltioのオプション機能を使用するための、高度な機能を包括的に搭載
・材料や積層戦略に応じて、プリセットされたツールパス生成機能を利用することで、最良の積層品を得ることができる
・Meltioヘッドと積層品との衝突を検知・アラートできる
・Meltio専用に最適化するよう設計された積層ピッチと積層量
・Meltioコントロールユニットと同一パラメーター項目
Meltio Spaceを使用するのに必要なシステムは以下の通りです。
・Windows 10/11(64ビット)
・2.0GHzかそれよりも早いプロセッサ
・8GBのRAM
・500MBのハードデスク空容量
・4GBの空きメモリがあるGPU
上記の情報以外に、詳しく知りたい方はお気軽にお問合せください。
・メール経由:info@3dpc.co.jp
具体的なイメージが持てるように、実際に3Dプリンターや造形品を見て触ることができる工場見学を開催しております。
また、樹脂であれば無料で見本品の造形を承っており、金属の場合は50%オフで造形を行っています。
※お申し込み時にデータをいただき、工場見学の際に見本品をお渡しいたします。
ご興味のある方は是非お問い合わせください。