3DPCは、Meltio社の最新ワイヤーレーザーメタルデポジション方式(DED)金属3Dプリンター「Meltio M600」の取り扱いおよび販売を開始いたしました。
Meltio社は、ワイヤーレーザーメタルデポジション方式を採用した金属3Dプリンターを開発しており、設立からたった5年で300台以上もの機器を世界中に販売しています。同社は、エンジニアが金属部品を手頃な価格で、より安全かつ簡単に造形できるよう「Meltio M450」を2020年に開発しました。この度、「Meltio M450」の改良型で、より作業効率を向上させた新製品「Meltio M600」が販売開始となりました。
「Meltio M600」は、先行機種の「Meltio M450」と比較し造形面積が約4倍になり、鍛造品以上の強度をもつ、より大きな金属部品を造形できます。また、チャンバー内をアルゴンガスで満たすよう設計されているため、より安定した造形を提供します。さらに、ホットワイヤー対応に加え新たにブルーレーザーが搭載されたことで造形速度が速くなり、また使用できる材料の選択の幅も広がります。加えて、部品1個あたりのエネルギー消費量が大幅に削減されコスト削減を実現します。
先行機種と比較すると作業効率もはるかに上がっています。これまでは、プレートを設置するのに労力をかけていましたが、「Meltio M600」ではスライド式で設置できるため簡単に取り外しが可能です。新しいカメラ機能では、造形の様子が鮮明にわかるためリアルタイムで監視ができます。加えて、ワイヤーカット機能により異なる材料を使用する際に安定した造形を提供するほか、ワイヤーのアライメント調整が不要になるなど「Meltio M600」は金属部品の造形を容易にしました。
3DPCは、「Meltio M600」の導入支援から、同製品を使用した部品・製品の製造まで包括的にサポートしております。是非お気軽にお問い合わせください。
・メール経由:info@3dpc.co.jp
・製品ページ
・MIGワイヤーなどの既成材料
・銅合金※開発中
・アルミニウム※開発中
・ステンレス鋼:SUS 316L
・ステンレス鋼:SUS 308L
・ステンレス鋼:17-4PH
・工具綱:H11
・ニッケル合金:インコネル®718
・ニッケル合金:インコネル®625
・ニッケル合金:インバー
・炭素鋼:ER70S
・チタン合金:Ti-6AL-4V
・造形エリア:300 x 400 x 580 mm
・本体サイズ:1050 x 1150 x 1950 mm
・本体重量:800~1000 kg(選択するオプションにより変動)
・レーザー:9つのダイレクトダイオードレーザー
・レーザー出力:1000 W
・レーザー波長:450 nm
・入力電源:三相 200 V
・消費電力:ピーク時 4~6 kW (選択するオプションにより変動)
・インターフェース:USB、イーサネット、ワイヤレス
・ソフトウェア:Meltio Horizon
・冷却:水冷式チラー
3DPCでは、金属・樹脂合わせて10種類以上の3Dプリンターを取り扱っており、知見や経験が豊富な社員のもと、設計・開発から、製造、後加工、品質評価まで一貫したサービスを提供しています。また機器のご紹介も行っており、ご購入後は、1日から2日間のトレーニング、修理、メンテナンスのサポートを実施しております。
具体的なイメージが持てるように、3Dプリンターやフィラメント製造機、表面処理装置、造形品などを見て触ることができる工場見学を開催しております。ご興味のある方は是非お申込みください。